あるザラザラとした
東日本大震災復興支援「つくることが生きること」東京展 秋葉原3331
昨年も畠山直哉さんの気仙川は上映されていたが、
今年は一室を向かい合わせに二つに区切りそれぞれのスクリーンに震災前、震災後の光景を投射していた。
音はない。
別室では、住民の方が撮った津波の映像と、
撮影場所でのインタビュー映像が流れていた。
音、うめき、さけび 語る声
被災地のオブジェが数点、展示されていた。
いや、「オブジェ」ではなく
屋外スピーカーであり
道路標識であり
工事看板であったのだが
展示され
「お手を触れないでください」
と掲示され
スポットライトを当てられ
見事に「オブジェ」となっていた。
そこには あの場所の 匂いがあったのか なかったのか。
観た人は あの匂いをそこに嗅ぎ取れたのか。