晴れの日の夕刻

路傍の花束

壁

散る銀杏の樹の下に2

_常盤橋 靴

晴れ 夕刻

先週から歩く路の片隅に花束が供えられている。
この季節、一瞬でも陽は当たるのだろうか。

神田駅周辺から歩く

ガード下に射し込む光

信号を渡り振り替えると
数人連れが同じ場所を撮っていた。

公園に集う猫を撮る外国人のカップ

常盤橋の改修は済んだようだ。
また遠慮がちに二つの青テント。
橋の向こうは日銀

地面には人の形の毛布
一瞬 いやな予感


コソリと動く

力が抜ける


八重洲の風景

新幹線 首都高 見知らぬビル 川の水

微かな眩暈


東京駅地下街はものすごい混雑
行く人の一人一人 顔 顔 顔
華やかにも切迫したようにも



八重洲地下の古書店にて画集購入

ゲオルゲグロスやオットー・ディックスの時代

期せずして今と同じか。