「あまちゃん」を観ない訳 やがて来るその日と来なかった明日

元々NHKの朝ドラは時間の関係もあるし習慣的に観る事はないのだけれど
今、放送中のあまちゃんは殆ど観ていない。
観ていないのだから、良いとか悪いとかつまらないとか面白いとか論評する術もない。

ただ、時々再放送でチラリと見たり、NHKの番宣を見たり、他の人の評判は目にする事はあるので大まかな筋や展開は知っている。
主役の女の子は可愛らしいし、キョンキョンが母親役で出ていてそれなりの感慨にふけったりしないでもない。

でも何故か見る気が起こらない。
と言うよりも見る事を忌避している。

台本はクドカンだから楽しく明るくテンポ良くは間違いはないのだろうけれど。


けれど舞台設定から、どうしたって、いずれ震災を描かない訳には行かないだろう。
もともと、今度の震災を受けての企画と舞台設定なのだろうから。
おそらくシリーズ終盤で。

どのように描こうとも、明るくテンポ良く賑やかなだけに予想される落差。
スティグマの刻まれたドラマ。



どのように描かれるか判らないが、それを観るのは正直つらい。



いずれ来てしまうその日と
その日が来た事で来なかった明日。


いっそ、その日が来なかった並行世界の物語であっても良いのではないか、とも思う。


そう言う話、漫画家が、例えば浅野いにお辺りが描きそうだけど。