メモ 海辺  路傍   


丹生の集落を過ぎ、関電のPRセンターを見てから竹波海水浴場に向かう。
道は海岸の地形に従い、登り降りをする。

小さな流れが海に注ぎ、少し開けた竹波集落に近づくと
路に沿った空き地に自然石が幾つも頭を出している。
所々に茶碗の欠片や花活けが転がっている。


何も刻まれていない。

石の下には眠っているのか
あるいは 
死者の依り代なのか。


海水浴場のシャワー室の看板がカタカタと音を立てている。